こんなニュースが7月4日の日経新聞に掲載されました。
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http://www.nikkei.com/article/DGXLZO88899700U5A700C1CR8000/
文科省の調査によると、小学校でもっとやりたかったこと、中1の最多回答がなんと「英単語を書く」の83.7%。「英語の文を書く」「英単語を読む」「英語の文を読む」の3項目も8割前後だそうです。
うちの中1クラスに在席する複数の公立中を見ていると、中1の1学期の英語は、アルファベットの大文字小文字をかなり丁寧にやって、その間、フォニックスの最初のルール(アルファベットの「音」がわかる 例:a=エァ b=ブ)などをさらりっとやり、クラスルーム会話や歌をやって楽し気な雰囲気を醸し出しつつ、テストの時期になると、いきなりスペリング覚えと文法理解に初めて習う生徒さんは四苦八苦、というパターンが多いような印象です。(学校によって差はあります。)
「こんなんだったら、小学校の英語でゲームとか歌とかのんびりやっていたときに、読み書きをもうちょっとやっておけばよかったじゃーん!」という中1生の意見、実感と合っています。
小学校では歌で覚えた1週間の曜日。
中1になって文字で見たら、Tuesday!!とThursday!! はぁ?激似やんかー!・・・みたいな^^;
小学校から読み書き入れていいと思います。ただしやり方は単純な前倒しではなく・・・。
中1のように、読み書き同時進行ではなく、小学生は読み先行の読み重視でいいと思います。
小学校英語の(私が思う)読み書き指導のポイントは3つ:
①先に「音」、それから「読み」。
音真似がうまい年代こそ、フォニックス(音と文字のルール)と発音をしっかり入れる。
②読める単語を増やす。耳コピしたものを文字で見せてやることから。
③アルファベットの徹底練習。単語の頭の文字がすんなり書けるくらいで「書き」はよし、とする。スペリングの完成は後回し。
「嫌いにさせたら終わり!」
児童英語・小学校英英語では、この呪文を、教える側は心に潜ませつつ、がんばりましょう!
本当に長きにわたって審議されてきた小学校英語、教科化の2020年に向けてうまく軌道に乗りますように、と強く願っています。
・・・と書いて、なんか他人事のようなエンディングではいけませんね。
◎小学校の現場で、私の教材、または私個人でお役に立てそうなことがありましたら、遠慮なくコンタクトくださいませ! はい、マジで!^^